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シリーズ・特別講義2025
〈身体〉から考える──パフォーミングアーツの視点
コーディネーター&モデレーター:森山直人
(演劇批評家/多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科・教授)

AI、ビッグデータ、IoT・・・。デジタル・テクノロジーの大海原に溺れながら暮らす現代の私たち。けれども、戦争や災害によって「文明」が断絶すると私たちに浮上してくるのは、いつでも私たちの「身体」にほかなりません。あらゆるアートを欲し表現する私たちの「身体」を私たちはいま、どのようにとらえていけばよいのか。昨年度からスタートした演劇舞踊デザイン学科によるこのシリーズでは、今年もさまざまな角度から「身体」と「アート」の複雑で豊かな関係を紐解いていきます。

受講対象:本学在学生、教職員、および学外の方
(各講義フォームよりお申し込み下さい。※多摩美関係者/学外でフォームが異なります)

 

2025年度開催日(随時更新)

第1回
5月10日(土)13:30-15:00

テーマ:定着と流動〜現代美術・野外車両演劇・台湾オペラまで〜

講   師:やなぎ みわ 美術作家、舞台演出家

場   所:多摩美術大学上野毛キャンパスCube-206

美術と演劇を自在に横断するアーティスト、やなぎみわ氏。

本講座では、パフォーミング・アーツの視点から野外車両演劇(『日輪の翼』)や

台湾オペラを含めた近作を中心にアートと演じることの「現在」について考えます。

講師の紹介

やなぎ みわ 美術作家、舞台演出家

神戸市生まれ

京都市立芸術大学美術専攻科修了

美術と舞台の領域を行き来して活動を行い、美術制作では映像や写真のほかに書籍の装丁、立体作品も制作する。

大岡信賞、大佛次郎賞、大佛論壇賞などの文学賞の賞牌(しょうはい)のデザインと制作を手掛けている。

また一遍上人の踊り念仏や連歌にはじまる芸能を研究する「踊躍歓喜プロジェクト」も行っている。

1993年 エレベーターガールをテーマにした作品で初個展

    以後、国立国際美術館、東京都写真美術館、猪熊弦一郎美術館など、国内外で個展多数

2009年 第53回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本代表

2010年 演劇活動を開始

2011年~〜2012年

    1920年代の前衛芸術の光と闇をテーマにした「1924 三部作」を京都国立近代美術館、

    KAAT神奈川芸術劇場などで公演

2013年「ゼロ・アワー東京ローズ最後のテープ」をKAAT・あいちトリエンナーレで公演、

    北米ツアーも果たす。2015年に春秋座にて凱旋公演。

2016年 台湾製の特殊車両「舞台車」による野外巡礼劇「日輪の翼」(原案・中上健次)を開始。

2019年 個展「神話機械」の展示会場内にて機械と演者が共演する「MM」(原案・ハイナー・ミュラー)を上演

2021年 台湾文化局の依頼により、歌仔戯「アフロディーテ〜阿婆蘭〜」台湾の

    衛武営国家芸術文化中心にて作演出 

2024年「舞台車」にて北海道、神戸、大阪で公演

2025年 鳥取県立美術館の開館展にヴェネチア・ビエンナーレ出品の作品が収蔵展示された

やなぎさんプロフィール写真.jpg

~~~coming soon~~~

​第2回
 月 日(土)13:30-15:00

テーマ:

講 師:

場 所:

OUTLINE

多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科

■料金

無料・要予約

■会場

多摩美術大学上野毛キャンパス

​Cube棟 206教室

〒158-8558東京都世田谷区上野毛3-15-34

■アクセス

東急大井町線「上野毛駅」下車、環状8号線沿い(瀬田方面)に徒歩5分。

東急田園都市線「二子玉川駅」下車、徒歩12分。

※キャンパス内に駐車スペースはございません。公共交通機関をご利用ください。

INFORMATION

感染症対策について

今後の感染状況により、一部内容の変更や中止の可能性がございますこと、あらかじめご了承ください。

 

■演劇舞踊デザイン学科とは

<演劇舞踊コース>と <劇場美術デザインコース>があり、コースごとの専門性を深めると同時に、交差し合いながら上演芸術を学んでいます。

上演芸術界の第一線で活躍する教員が、これからの表現を切り開いていく豊かな人材を育成しています。

お問い合わせ・主催

多摩美術大学演劇舞踊デザイン 研究室

tamabi.sdd24@gmail.com

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